滋賀県自動車青年会議所

SAJC事業方針

令和7年度 事業方針(自令和7年4月1日~至令和8年3月31日)

『 価値の協創 』 ~魅力的なビジネスネットワークの拡大~

昨今の世界情勢の不安定さは現在もなお続いており、円安やエネルギー価格の上昇により、日本国内では特に食品や日用品の価格上昇が深刻化しています。そのため、消費者の節約志向が強まる傾向が見られました。一方で、自動車業界においては、特定整備制度・OBD車検の本格的な開始に加え、メーカーや大手中古車販売店、保険会社の問題が報道され、業界の不透明さが浮き彫りとなりました。また、少子高齢化による労働力不足や若者の車離れといった課題も顕在化しています。このような状況において、持続可能性の観点から技術革新を目指すことが、今後の自動車業界の成長と発展に欠かせないと考えます。
そこで今年度の事業方針として「価値の協創」~魅力的なビジネスネットワークの拡大~を掲げます。以下の活動を通じて青年会議所ネットワークを活性化させ、市場を広げることで、顧客および青年会議所会員同士にメリットのある仕組みを構築します。これにより、地域に根ざした事業の成功が期待できます。

 

  • 仕入れ先紹介によるコスト削減
    各会員の仕入れ先の情報を共有する機会を設け、仕入れコストを削減します。これにより、各会員が負担するコストを削減し、利益率を向上させることができます。また、共同購入によるスケールメリットを活かし、より安価で高品質な部品を調達することも目指します。

 

  • 技術や設備情報の共有によるコスト削減と顧客最適サービスの提供
    技術や設備情報の共有や作業外注・請負することで、労力コストを削減します。また会員であることの魅力アップに繋がる例会を開催し、最新の技術情報や業界動向を共有する機会を設けます。これによりメンバー全体のスキルアップを図り、顧客へのサービス提供の質を向上させます。

 

「競争相手」ではなく「協力できる仲間」のネットワークをさらに拡大し、青年会議所に入会するだけでメリットを感じる団体にしていくことを目指します。
これらの目標を達成するためには、専門性や立場の異なる人たちが同じ方向をめざし、化学反応を繰り返すことで新しい可能性を生み出していくことが求められます。馴れ合いや愚痴ではなく、互いに切磋琢磨し、自動車業界人としてのモチベーションを向上し続け、応援される団体を目指す為、本年度は以下の組織運営を行います。

 

  • 協力委員会  青年会議所会員が相互に協力できる仕組みを広げ深める委員会
  • 総務委員会  新たな形に改革をする事を模索しながら従来の総務機能を果たす委員会
  • 創造委員会  会員の魅力アップに繋がる新鮮な情報を共有する機会を創る委員会

 

昨年度の事業方針〔FIS〕を引継ぎ、大切な仲間たちに感謝をしながら、楽しく、新しい事に挑戦をし、学んだ事を共有する事で、全員が成長を遂げ、ひいては自社の成長に繋げていきましょう。また、同じ志を持つ仲間も5名増員出来る事を目標とします。
最後になりましたが、先輩諸兄姉の皆様にはご支援・ご鞭撻と会員の皆様のご協力を切にお願い申し上げ、新任の挨拶とさせていただきます。

令和7年4月

滋賀県自動車青年会議所

第41代理事長 徳本 健太郎